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Extreme エクストリーム

たいていの蔵元の最上級品は精米歩合35%がいいところではないだろうか。なぜ精米歩合35%が最高のお酒なのか。果たして、その根拠はあるのだろうか。楯の川酒造では、毎年毎年、高精白に注力してきた。「精米歩合35%が最高」という日本酒業界の常識からいち早く抜け出し、更に高い次元を目指したのだ。「精米歩合だけがいいお酒の基準ではない」という声も聞こえるが、思考停止のいい事例だと私は思う。

やはり、綺麗で繊細で良い酒を造るためには、精米歩合のパーセンテージは低い方、より磨いた方がいい。それは、自分に言わせれば山登りと同じ感覚だ。3合目と5合目でも見える景色は全然違うし、澄んだ空気の中、下界を見おろすには高いところまで登った方が綺麗に見えて気持ちいい。それと同じ感覚なのだ。私は綺麗なお酒が好きだ。米を磨いて醸した方がお酒は綺麗に仕上がる。綺麗なお酒を楽しむためには、精米歩合の階段も上へ上へと、登らなくてはならない。そのように私は確信している。

精米歩合だけが日本酒に価値を付与するものでないことは、十分に承知している。ただ単に精米歩合の競争を煽っているわけではない。より磨いて精米歩合のパーセンテージを低くすることを薦めるのは、国内の米の消費量が落ち込む中、高精米の日本酒を造っていくことが、米の消費拡大の一助になり、地方創生の中心的な役割に成り得ると信じているからである。

六代目蔵元 佐藤淳平

純米大吟醸 急流(きゅうりゅう) 数量限定

各蔵を代表する大吟醸や純米大吟醸の精米歩合は40%~35%程度が一般的ですが、楯野川の「Extremeシリーズ」は、それよりも更に磨いた米で醸した酒で構成されています。
山形県産の「出羽燦々」を33%まで磨き上げた「急流」は、Extremeシリーズの中のエントリーモデルとなっており、高精白の世界・高級日本酒に一歩踏み出し体感できる日本酒となっています。自分へのご褒美に選んでいただく事はもちろん、誕生日などの記念日や、お歳暮・お中元などの贈答用としても人気の高い商品です。
「極限」や「光明」といった精米歩合一桁台の楯野川は、「急流」の延長線上に位置するといえます。

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純米大吟醸 上流 数量限定

楯の川酒造でもいち早く山形県内で契約栽培に取り組み、日本酒造りにおいて長年使い続けてきた酒米「美山錦(みやまにしき)」

減農薬・減化学肥料の“特別栽培”によって地元の契約農家に育てられた「美山錦」を、40%まで精米して醸造しました。 一般的に硬質米とされている「美山錦」は、米が溶けにくいことから味の幅が出にくいとされています。今回新たなチャレンジを行い、これまで蓄積した技術と経験を活かして、美山錦の特徴を引き出しながら旨味を出すことに注力した結果「綺麗さ」と「味わい深さ」が両立した美酒が完成しました。

柑橘系の上品な穏やかな香りが特徴で、すっきりとしたシャープな味わいと上質な酸味が合わさり食事に寄り添います。

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純米大吟醸 初代平四郎 数量限定

天保3年(1832年)創業・楯の川酒造の初代蔵元「平四郎」の名を冠した逸品です。

1923年に「山田錦」が誕生してから約100年が経過しようとしていますが、酒米の王様という異名そのままに、これを超えるとされる酒米は今なお誕生していません。

「日本酒文化の歴史の中で、現代においても最高と認められている酒米を用いて、初代の名を冠した酒を造り、創業の原点を未来へ託していきたい」という思いから「純米大吟醸 初代平四郎」は生まれました。
控えめながらも上質な存在感と、自然な美味しさが染みる完成度の高い味わいを堪能できる逸品で、節目の記念や大切な方への贈り物にもぴったりです。

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純米大吟醸 十八(じゅうはち) 数量限定

楯の川酒造では、現在精米歩合 20%以下の商品を数多く醸しておりますが、この『楯野川 十八』が、精米歩合 20%以下の日本酒に初めて挑戦した原点的存在でもあります。

華やかながら優しさを感じる上品な香り、スッと舌に広がる米の柔らかな甘みと深い旨味。

「米を磨くことで生まれる繊細さと、原料米本来の旨味は正比例する」

そのことを実感していただける、楯の川酒造渾身の逸品です。

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純米大吟醸 涅槃 黒2020 数量限定

昨今、生酒など新鮮な日本酒を高く評価する動きがありますが、適切な冷温貯蔵と瓶内熟成を経た日本酒には、若いお酒には無い美しさがあります。

その素晴らしさを伝えていくことが日本酒の未来にプラスに働くと考え、「涅槃」というお酒の銘柄を立ち上げました。
楯の川酒造は精米歩合20%以下の高精白により、日本酒の価値向上に取り組んできましたがノウハウが蓄積された今、高精白をベースとした新しい領域に踏み入れる時がやってきました。
高精白ならではの完成度と繊細さはそのままに、時の流れとともに現れる深みと円やかさ。
熟成の起点となるライスヴィンテージの個性と経年変化を楽しめる日本酒です。
涅槃シリーズ第1弾「涅槃 2020 黒」は、「惣兵衛早生(そうべえわせ)」という庄内地方の在来酒米を使用しています。“幻の酒米”と称される「亀の尾(かめのお)」の親にあたり、非常に希少な酒米となっています。
背が高く倒れやすく、収量も現代の品種より少なく決して効率が良いとはいえない酒米。それでも「庄内の酒蔵」として、先人たちが育ててきた歴史と文化を後世に伝えていくことが私たちの使命であると考え「惣兵衛早生」を復活させました。
花のような優しく落ち着いた香りとみずみずしくピュアな甘み、品種改良される前の在来米らしい柔らかで落ち着いた佇まい。新しく開発された酒米のような派手さやボリューム感はありませんが、積み重ねられた歴史を感じる奥ゆかしく素朴な味わいに仕上がりました。


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純米大吟醸 極限 【2019Vintage】 数量限定

1832年創業の蔵元が持つ全ての技術と熱い情熱を注ぎ込み、香り・繊細さ・膨らみ・余韻 全て兼ね備えた「楯野川 純米大吟醸 極限」。

2013年に誕生した「極限」は、当蔵の象徴する酒として存在感を放ち続けております。
およそ300時間かけて8%まで精米した“酒米の王様”兵庫県産「山田錦」を使用。
精米歩合8%という極めて小さな白米を醸すための蔵人らの技術は、年を重ねるごとに熟練されていきました。
2019年に醸造した「極限」は至上の出来映えとなり、酒自体が持つポテンシャルが類い稀なものであったことから、0度以下で特別熟成を施し、【2019Vintage】と冠して披露させていただくこととなりました
 時の移ろいと共に深みを増してゆく日本酒の魅力を、存分にお楽しみいただけましたら幸いです。