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六代目蔵元 佐藤淳平 私の履歴書

大学時代 その1(楯野川新聞 2012年8月10日号より)

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いつもお世話になっております。

楯の川酒造六代目蔵元の佐藤淳平です。

履歴書の方も、ようやく大学生まできました。いつも読んでいただきありがとうございます。

さて、酒田市内の高校から東京農業大学の醸造学科に進学いたしました。 ご存知の通り、酒造メーカーのご子息の登竜門的な学校になりますが、今では「もやしもん」の影響からかなり偏差値も高くなって、学生のレベルが上がっているという話を聞きます。しかし、私の場合は、蔵元の子弟枠のようなものがあったので、小論文と面接だけの入試であっさりと決まってしまって、11月くらいには一切勉強はしませんでしたね。 今の入試がどのようになっているかわかりませんが、今受験したらもしかすると入学できなかったかもしれません(笑)。

一方で、親からは蔵元を継げとは一切言われませんでした。しかし、高校卒業後の進路を考え、東京農大に行くことを決めた段階で、私としては蔵元を継ぐことに全く疑問は持たなかった訳ですが、家業がどのような状況であったのか、お酒の業界がどのようなものであるのかなど、全く知らない状態で大学へ入学したことが結果的に良かったのではないかと思います。

六代目蔵元 佐藤淳平